SNAPSHOT in China

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洛陽?「玄奘」

2日目、8時半のツアーバスを待つ。

ロビーで、リュックを背負った女性が話しかけてきた。

「Can you speak English?」

「ア、 リトル」

香港人? シンガポール?

顔立ちは中国系。

しかし中国語はほとんど話せないようだ。

ツアーバスの中で、少し話をした。

カナダはバンクーバーから来たという。

母方の祖母が広州人なのだそうだ。

昨日は西安、明日は桂林、とハードスケジュールだ。

今回の目当ては少林寺らしい。

自分でもカナダで武術を習っているという。

名前は後で知ったが、Vanessaといった。


急に1人の女の子が大声で案内を始めた。

ガイドがいるんだ。

よくしゃべる。

つっかえずにすらすらすらすら音楽のように言葉が出てくる。

あまり聞き取れないが、結構いろいろ回るようだ。

しかし、白馬寺にはどうやら行かないらしい。

工事がどうのこうので。

バスの中は自分を入れて10人ほど。

最初に向かったのは、玄奘(三蔵法師)ゆかりのお寺。

「西遊記」という単語が何とか聞き取れたので、まさか孫悟空が祀られているところでもあるまい

と思い、断定できた。

Vanessaが、どこへ行っているのか聞いてきたので、自分は、

「トゥギャザー モンキー アンド ピッグ」(沙悟浄はパッと言葉にできなかった)

と言った。

こんな説明でわかれば天才だろう。


玄奘ゆかりのお寺(名前は忘れた)には、やはり張りぼての玄奘が祀られていた。

『六塵六識』と彫られた石碑がある。

5万里歩いたらしい。

ピンと来ない。

伊能忠敬の総歩行距離を調べてみたが、3万5千キロほどだそうだ。

その10倍はあるということか。

全然関係ないが、『母を訪ねて3千里』の坊やは、あの若さで本当に3千里歩いたのか。

だとしたら、もしもっとタフであと10年ぐらい母を訪ね続けていれば、

いいところまでいけたかもしれない。

1人は経典を求めて。

1人は母という愛を訪ねて。

1人は日本列島計測という実益のため。

人が歩く理由は様々。

玄奘が歩いた経路が示されていた。

中国とインドを往復したのみかと思っていたが、インドをほぼ一周して、

さらに中東の方へも足を延ばしていたらしい。

ぐるりと景色を眺めるが、周りは何もない。

黄土が目立つ。

山はそこから見えたかどうか忘れた。

ただ、これからどんどん山間に分け入っていくことになる。

この辺りから、異国を強く感じるようになる。

陳腐な感覚かもしれないが、映画で見たような赤土の中国そのものだった。

こんな感じは、初めて中国へ来たとき以来だ。

それは、3年前の冬、ものすごく霧のかかった夜に、空港からバスで広州駅に着いたときのこと。

空気が赤茶けて見えた。

体中で大気を感じることができるぐらい、異質なものを感じた。

道が悪かったため、出迎えてくれた自分より一つ下の女性が、

その辺の浮浪者に当たり前のように私のトランクを運ばせる。

飛び交う外国語。

それから3日ぐらいは、足が地に着いていないようで、ふわふわしたままだった。
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テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行

  1. 2008/04/08(火) 08:20:09|
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